インターネット定点観測記

駄文、創作、日記など

感謝主義社会とお気持ち消費社会

 友人が僕のつぶやきに対して色々と言及してくれた。ことの発端は以下の僕の何気ないつぶやきだった。

 んで、これに対して友人(その人のアイコンが鳥なので鳥さんとよく読んでいる)はこんなブログを書いてくれた。

 

www.fgtmenot.site

 

 おお、なんかすごく色々と言及してくれている!とても嬉しい。という訳で、普段、文章を書くのが苦手なので、このような記事を書いてみるに至ったのである。という訳です。鳥さん、文章を書いてくれて、そして本気で考えてくれてありがとう。感謝しております。念のため言っておきますが、私は怒りとかそういう感情は一切ないので安心して読み進んでいただければ。

 

経済の寓話の話

 どうしてこんなこと自分でも呟いたんだっけなっていうのを自分でも振り返って考えてみる。

 スマホ版「どうぶつの森」は、村人のお願いをきく -> それを達成する -> お礼にお金をもらうというサイクルでゲームが回っていく。単純にそのわかりやすさが心地よいなって思ったんですよね。僕は、経済的に貨幣が行き来することは幸福度をあげることに繋がると思うんです。どういうことかっていうと、

 例えば、AさんとBさん2人しかいない星があったとして。そこに貨幣があったとして。Aさんは住む家が欲しいと思って、Bさんにお願いして二人で家を作ります。Aさんはそのお礼にBさんに貨幣をあげます。Bさんも住むところが欲しいので、Aさんにお願いして二人で家を作ります。今度はBさんがAさんに貨幣をあげます。

 この話で、貨幣が行き来した分だけお互いに自分が実現したいこと(≒幸せ)になっていっているんですよね。貨幣が通過すれば、それは誰かが幸せになったってことなんです。お金の行き交いにはこういう意味があるんですよね。こういう寓話をふと『どうぶつの森』をプレイしながら思い出した訳です。

 経済のことは詳しくはわからないんですけど、資本主義って何かの価値を貨幣の対価に置換可能な社会だと思うんですよね。(『何か』には物とか何かの行為だったりします)僕が言いたかったのは、その「何かの価値」を通じて得た感情や感謝みたいなものも対価に含まれるようになればいいし、その感情自体も対価に換算すべきだって思うんです。

 

世の中のお気持ち

 結局、この話は僕の世の中に対して曖昧に持っている「お気持ち」に対する嫌悪感みたいなものに繋がります。感情論やその場の全体を支配する空気感、雰囲気、オトナの事情…そう言った言外のコミュニケーションというものに昔から随分と嫌悪がありました。

 僕は他人の気持ちなんてわからない。他人がどう思っているのか、考えているのかなんて人間が推し量ることは不可能だと思ってます。自分がどのように自分を思われているかを考えたり、ましてや感情や考えを言葉という不確かなものに託したり、それを表現するのってとてもとても難しいことではないでしょうか。

この辺は鳥さんがブログの中で的確にご指摘いただいてました

彼らは、今の社会の「曖昧さ」「不当さ」に疲弊しているのだろう。「役に立たない感謝と引き替えに労力を搾取されている」「正当な対価が支払われていない」しかし、「何が『正当』で、引き替えに何を求めればよいのかわからない」。そんな思いが募って、冒頭のツイートが迸り出たのではないだろうか。

まさにその通りです。感服。

 

 だから、僕が冒頭のツイートの言葉を正しくするなら、「感情が正当にお金に変換される社会」という感じでしょうか。ただ一つ誤解されたくないのは、感謝が得られてる人が偉いとか、人間として徳が高いみたいなそういうマウントがしたい訳ではないです。単純に今は「お気持ち」として消費されている事象をお金を貰う、与える機会にして、お金を回す機会がもっと増やせればいいなって思うんです。

 そうなったら、職業をつくためにあーだこーだ自分と向き合って分析したり、自分が何をしたいのかっていう悩みを抱えている人にとってはずっと楽なんじゃないかなと思うんです。それで得たお金で最終的に自分がやりたいことに繋がればいいな、と思うんですよね。

 という、まあ結局、ここに書いたのは鳥さんが書いてくれた記事の補足でしかなくて、推察?に関してはほぼほぼその通りなので、よくまあここまで 見通してくれたな、僕ってわかりやすいのかな、というのが感想であります。

 

 ただ一点だけ。一部誤解されそうな部分があったので、弁解させていただくけどw

 

個人的な話になるが、ツイートの主は親切な方だ。私も色々とIT系の設定を教わったりしている。また、低収入or無職の集団の中で比較的「お金のある年長者」として金品を集られているところもよく見かける。私もこの間お茶を飲ませてもらった。

 

 これはまあ僕自身が感謝や感情をうまく伝えることが苦手だったりするし、その「感謝のお気持ち」自体が苦手な訳なので、自分なりに感謝を貨幣に変える社会を実践しようとしている結果ですね。なので、まあそういうことです。

 

やっていきましょう。